アンデラ英語で否定者=negatorです。
なんかこの絵を土曜日にXにアップしたら500いいね超えてて素で驚いたんだけど。
前回記事はこちら。
【ひとこと】
土日は怒涛の忙しさだったわ。
やっとアニデラを見ることができたよ。今回はアン風神回+いとしのラトラ登場回だったのに色々イベントが重なってリアタイできなかったのは『不運』だった。
まぁアンデラの民なら不運はつきものなので気にしたら負け。
【前半パート:アン風神回】
アン風のオーラすごかったやろ。
第三巻21話の内容です。
このころのアン風には『俺の考えたCPいいだろ!!このCPに萌えろよ!!!』という戸塚先生の熱い思いが詰まっていたように感じる。このころのアン風が私にとって萌えの第一ピーク期といっても過言ではない。あの頃は本当に楽しかった。
当時の私は萌え狂っていたのでアン風萌えツイートばっかりしていた。ある程度読解力がある人は『こいつネタでIQ3のふりをしているだけだな』と理解した上で接してくれるのだが、たまに表層しか読み取れない弱者やキッズに絡まれることが定期的に起きた。親しみを持ってもらう努力をしたら付け上がられる。難しい。
まず構成としては…次の①②③なんだよ。
①ドレスを買うために訪れたブティックでのやりとり
露出する服は不運事故を起こすから嫌という風子に
『俺の女として行くんだ、触らせねーよ。誰にもな。』とのたまうアンディ兄貴。
いやこれキュンとせざるを得ないでしょ!!!
②回想:ジュイスとの二者面談
ジュイスの正義は『この地球の罪のない人々を守ること』だそーでーす。
『もっと好きになってくれないか』と外側からカップルが固められる感じにニヤツキが止まらない。上司から社内恋愛せよって言われるの草すぎるだろ!
…一方考察好きとして言わせてもらえば、ジュイスの部屋の天井にあった天体図に着目したいところ。あれが当時考察勢の間でもけっこう言われてたよね。私の大学受験の理系選択科目は生物で、地学はやってないから天体に関する考察はかなり不利で悔しい思いをよくしていた。
③ビーチでの追いかけっこ
マジで少女漫画です。俺にもう一度キスしろとアンディが迫って貞操の危機を感じた風子がビーチで逃げ回って追いかけっこします。浜辺で男の子()と女の子がキャッハウフフして追いかけっこするとか少女漫画の王道すぎっぞwアオハルか!
アニメではうまく表現されなかったが、原作のここのコマ割りが鬼才だった。実際ネットの掲示板とかでもあのシーンの構図は評価されていた。ぜひ原作読んでくれ。
ヴィクがメイン人格でアンディがサブ人格であることは理解していて、アンディは真実自分が何者なのかはわかってない。いつ自分がヴィクに乗っ取られて制御できなくなるかわからない、そんな自分に不安を感じている。
そんな不安気なアンディに対して
『そうなったら何度だって私の不運で助けるよ。アンディがそこにいるなら何度だって。』と声をかける風子。
これがアン風というバディの魅力なのだ。
その後タチアナが降ってきて『アンディと風子は夫婦という設定だからねww』とにやついている。また組織ぐるみで外堀埋めてる(歓喜)
『行こうぜマイハニー』『え、ええ!マイダーリン!』
これがアン風というカップルの魅力なのだ。
【否定者という障害】
以下から原作第3巻22話の内容です。
豪華客船に潜り込むアン風。金持ちがSUMOくんみたいなUMAを連れて話している。否定者やUMAを人間扱いしていないその話の内容にドン引きする風子。
つまりここは否定者になってしまうと明らかに生きる上でのハンディキャップを抱える状況を示唆しています。
【アン風夫妻の対話】
その話を踏まえた上でアン風夫妻は対話する。
『組織に入るか、売られるか、どちらがいいのだろう』
ークエストで死ぬのも金持ちのおもちゃになるのも似たようなものー
ー否定者がとても哀れだ。ー
ー否定者になった人間の人生は3パターンだと思ってた。①能力と向き合い生きる②絶望して死を選ぶ③開き直って悪さする。しかし4つ目があった。元凶である神を殺すという方法が。俺はこの4つめに一票だ。お前はどうなんだ?ー
結論に迷う風子。しかし時は待ってはくれない。
【ラトラとその他構成員登場(個人的神回)】
リップとラトラが遂に登場。
このとき私はラトラにひとめぼれした♡
かわいい。釣り目黒髪ボブボンキュッボンきゃんきゃんと強気な感じ、全部大好きな属性である。第一印象で完璧に虜になっていた。後々リプラトの関係性を知ってラトラは大人の苦みを帯びた女性であることを知ってますます好きになった。
リップがマフィアに詰められて『俺は死ぬかい?』と聞くとラトラは『ええそのまま一発もらってね』と返答。『じゃあ俺は死なない』と瞬間ワープしてマフィアを瞬殺する。
このシーンが当時考察勢の間で議論になった。この数シーンで突っ込み要素ありまくりだったから。ラトラの否定能力が何なのかまったく理解できない。また瞬間ワープなんて常人ができる技ではないのでおかしい。当時のアンデラは毎週毎週考察要素があったからみんなで話し合うのが楽しくて楽しくて仕方なかった。
他の二人も合流して計4人で侵入するメンバーたち。
ここが当時ハンターハンターの幻影旅団?に酷似してる!パクリだ!と一部騒がれていた。私はハンターを知らないので何も言えないが、戸塚先生は好きな作品として第一にハンターを挙げている方なのでリスペクトってことでいいと思う。
あとラトラの容姿もヒロアカのとある女性キャラに似てる!パクリだ!とも言われていた。あのクレオパトラ系統の顔立ちってよくあるキャラデザじゃないか。
これを見てくれよ。旧ハガレンアニメでライラってキャラクターが登場しましてね…。
https://www.hagaren.jp/old/chara/lyra02.html
【風子の答え】
タチアナから4人が侵入したと知らされるアン風。
こいつらのことをジュイスは『否定者狩り』と呼んでいる。ジュイス曰く我々ユニオンが神を殺して理から解放されるために活動している一方で奴らは世界に復讐するために動いているとのこと。
使えない否定者がいたら処分する点はうちと変わりないとのたまうジュイスに対して風子は違うと答える。
ジュイスが私を殺そうとしたのは大勢の人を守るためだが、世界を恨むのは間違っている。私たち否定者はモノじゃない!否定者は否定者狩りに渡さない!とひとまずの結論を出します。
【以下自我強めジュイスに対する持論】
この回でジュイス夢女という一つの人種が生まれた。ジュイスの高潔()な正義()に憧れる層が一定数生まれた。ジュイス様素敵ー☆彡って。
ちょっと待ってくれ!
一見高潔だ。しかし高潔高邁()な理由があれば殺人は肯定されるのか?いい殺し・悪い殺しがあるのか?それは誰が決めるんだ?誰に決める権利があるんだ?いい殺しだろうと悪い殺しだろうと殺される側からすればたまったもんじゃない。それってイスラム圏の名誉殺人と何が違う?
風子はジュイスが自分を殺そうとした理由は人を守るためだからと肯定した。待ってくれ、ジュイスの正義は『この地球の罪のない人々を守ること』であるはず。否定者もその罪のない人々の立派な一人なのではないのか?ジュイスの矛盾(一般人を守るためなら否定者はボロ雑巾になっていい)があのジーナの悲劇を生んだのではないか。
ジュイスの言っていることは大いに矛盾している。
だからジュイスはー不正義ーなのだ。
そもそもジュイスの言う否定者狩りの情報だって正しいのか?この話だけ聞いても矛盾点バキバキ見つかるのに風子はなぜジュイスの発言を疑わないんだ?その情報が間違っているかもしれないじゃないか。間違った情報不確かな情報を盲信して正義感に駆られて行動することは正義なのか?ネットで芸能人を叩いて自殺に追い込む連中と何が違う?独善的すぎやしないか?
世界に復讐するという情報も嘘なのではないか?(ネタバレですが実際違います)否定者狩りの連中だって何か背景を抱えてヴィラン側に立たざるを得なかったのではないか?
このジュイスの理想論と風子の決断に大衆は感動したようだ。しかし私は新興宗教じみたうさんくささと薄っぺらい正義を盲信する危うさを感じて正直たいへんモヤモヤした。その事実をそのまま呟いたら避けられたなぁ🙄
※最後にいっておくがジュイスファンの皆が皆弱者だと思ってるわけではないからね?SNSでも複数のジュイスファンの人とつながってるけどその人たちは尊敬できると思ってるからつながっているわけで。
ここはSNSでも収益目的のブログでもないんで忖度する義理はない。
大衆受けしない話をしているが、これが私が当時正直に思ったこと。
【クールダウン】
余談だがどこに行っても考察好きは引かれ合う運命らしい。
まて次回。