■日記部分
3/3誕生日を迎える某次男用に描いていた絵は目の塗り以外完成してる。時間あるから放置中。というか現実のニュースにかじりついてるから絵描いてる場合じゃない。事前準備してて本当良かった。
現実世界でこうなるとは思ってなかったころにテーマを設定して描き始めたのだが…まさに次男の絵に設定したテーマと現実で起きたウクライナ問題がタイムリー。是非観てほしい。(久しぶりに仕掛中の絵見たらやはり自分の表現力はまだまだだなぁと感じる。現実の映像に比べたら絵など空虚だ。絵描きを簡単に神神連呼するこの時代だが、絵描きなんぞ偉くもなんともない。)
■絵に込められたテーマを『観てくれ』
ここから本題。私は絵にはほぼテーマを込めています。むしろテーマを設定してからじゃないと描けない。多くのSNS民が大好きな美少年&美少女の胸から上ドアップ画は基本息抜きか練習用かその構図に意味があるときにしか描かない。本筋ではない。
閲覧者の下半身を満足させるだけの中身スカスカな絵なんて描きたくない。絵が一瞬だけTLに流れてきたときの一瞬だけの印象だけで評価なんかされたくない。それはSNS民を魚釣りの魚扱いしてるようでSNS民に失礼だと思う。魚を釣るために絵を描いているんじゃない。何度も止まってじっくりと観てほしい。見てほしいのでなく観てほしい。
https://eine-ainee.hatenablog.com/entry/2022/02/02/000000eine-ainee.hatenablog.com
↑そういやこれも胸から上ドアップ構図ですが、まぁ人を発情させる目的の絵ではないということは伝わってほしい。
絵描きの世界では、美少女や美少年のヌキ画像を描けば手っ取り早くイイネ稼げると言われている。絵描きなら皆知ってる。だから一瞬のイイネ稼ぎのためにSNS依存症になった175絵師がこぞってなりふり構わずヌキ絵描いてジャンルが汚染される。ちょうどこの件について魔王様がタイムリーな動画をあげてました。この動画はあまりにも素晴らしいのでまた近日単体で取り上げたいな。
■二次元の絵だって度を超せばインターネットポルノ
何が恐ろしいかってイイネ稼ぎのための絵は閲覧者の感性まで汚染してしまうこと。だって頭より下半身がピクピク動く絵のほうが快楽だもんね。道具として使えるからね。そんな絵ばっかり見た末路がインターネットポルノ中毒による思考力低下だろうか。(以下フォロワーへ。美少年の頬染めイラストや美少女のバスト食い込みイラスト描いていた某神絵師さんは色々思考力低そうだなと私は思ってたよ。ＢＬなどのポルノ中毒かつSNS 依存症で前頭葉が縮小した末路があの某神絵師さんなんじゃないかな。君らはああなっちゃダメだ。エ■とは程々に付き合え)
■『観る』って何かっていうと…
あなたのいう『観る』って何ですか？と問われたら私はこう答える。『絵という具体的な表現から物事を分析し、その抽象的な背景を理解しようと心がけながら観察すること。』簡単に言えば下半身じゃなくて頭使って絵を見ること。絵を一瞬の印象で消耗品のように見て終わるのではなくそこから何か思考を動かしてほしいと願う。
■消耗品か作品か？
ファストフード、ファストファッション、と来れば次は『ファストアート』？スナック菓子的に絵を消費することを私は否定しない。娯楽としてのその場限りの動物的要求を満たすための絵も必要だ。でも絵描きの皆が皆自分の絵をスナック菓子として評価されたいわけじゃない。それにスナック菓子ばかり食べていたらどうなる？その瞬間だけ楽しませるための消耗品だから栄養は偏るし、味覚は人工甘味料で自然の味から乖離してイカれる。快楽がクセになってスナック依存症にもなる。味覚を深く理解する力、『吟味』する力が養われない。
母の手づくり料理はスナック菓子と比べたら地味でドーパミンが出ないかもしれない。コンビニスイーツと比べたら映えないかもしれない。でもその背景にある思いやりを理解できれば有り難『味』を知るはず。
■下手くそでも作品でありたいと祈る
消耗品としての絵は描きたくない。技術の上手い下手関係なく、そういうイイネ稼ぎのために閲覧者の脳ではなく下半身に訴える麻薬的な絵は私には有象無象のスナック菓子にしか見えない。そんなもん量産しても時間の無駄。東日本大震災で現場にいた私は人はいつ死ぬか分からないということを知っている。私の時間をスナックなんかに奪われたくない。自分の作品は下手くそでイイネがつかなくても小さな『作品』であってほしい。閲覧者のIQを低下させて一時の快楽の道具になる『ファストアート』ではなく、私の絵を観てむしろ思考を育むきっかけになってほしいと思いながら描きます。二次創作における私の信念です。あなたに届くかどうかはわからないが。
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『お前はプライドが高い高尚様だ』という声が聞こえる。あのね、自分の信念、自分の決めたルールに根ざしたプライドは傲慢ではなく矜持と呼ぶのです。モラルとプライドなくした絵描きの成れの果てがりせ・古塔つみ。ああいうのになるくらいなら私はむしろへたくそな高尚様でいてやる。そのほうがナンボかマシ。
