今週のミハルくんの言葉に感じ入ったので描いてみました。
この絵、顔が隠れた構図になっていますがわざとです。
もしここでミハルくんの美少年顔を描いてしまったら美少年や美少女に群がる人たち、顔の造形でしか美を認識できない人たちに趣旨を曲解されてしまうから。
ミハルくんの顔を美しく描いたらミハルくんの顔の話してると誤解されてしまうから。敢えて首から上はぼかす感じにしました。
ブサイク系芸人さんが挑戦する姿を誉めたり、自分の容姿の醜さを個性と捉えて逆に強みにするところを美しいと言ったりするところ。ミハルくんは作中屈指の美少年であり、物に対する美意識も持ちながら、人物に対しては顔の美醜で判断せず行動で評価する。
ナルシストの中には格下を見て悦に浸っている人がいますが、他人との比較で自尊心保ってる時点でハンパ者ですよね。ミハル君はそうじゃない。
そんな彼の心も善いと私は感じましたし、篠原先生の美意識も垣間見えました。
今の世の中ってとにかくルッキズムが凄まじい。例えば声の仕事をするはずだった声優にも容姿を求めるようになってさ。でもそれだけじゃないでしょ。幼稚園児の無垢さやプロポーズの場面だってきれいじゃないか。顔の造形も極めて大切だけれど、そこでこの世界に対する認識を終わらせたくないなと思いました。
