贋作師は斯く語りきα

非腐のSNS難民の心のリハビリ&漫画感想絵日記(勉強優先のため一時的に単行本派)。無断転載/無断使用/トレス/画像保存/自作発言/AI学習/等禁止。Reproducing all or any part of the contents is prohibited.Don't link.Preview only.

【夜桜さんちの大作戦】夜桜六美生誕祭2022

YOZAKURA BLOOD 2022


六美について文章を書くのは難航した。

なぜなら六美というキャラクターは太陽と夜桜家、そしてなんちゃってスパイワールドをつなぐ者としての役割が強く出てしまっていて、六美単体の魅力を表現するのがとても難しいと感じたから。私にとって太陽と六美はセットであって単体ではあまり注目していないのかもしれない。でも六美はふたばの次に好き♡

 

今回はできるだけ六美単体の魅力について語りたい。

 

【第一印象】

六美の第一印象はオタク男性に人気出そうな大和撫子オタク男性は女性に清楚な処女性を求める傾向があると思う。清楚性を黒髪ストレートロングヘア―に見出すらしくその需要に応えるためか最近のアイドルは黒髪ストレートの子が多い。

そういう意味では黒髪ストレートで楚々とした美人、浮気なしで太陽一筋、仕事も家事もできて旦那を大切にする六美はオタク男性を爆釣りすると予想していた。

だが、意外にも六美推しを宣言する男性が想定より少なくて驚いた。むしろ女性に人気な印象。お人形みたいでかわいいよね。夜桜ファンはだいたい十代だから、中年と違って女性に求める要素が変わったのかもしれない。若いオタクたちは自分と同じ趣味(ゲーム)を共有できる四怨のほうが需要あるのかもしれない。時代によって女性に求められる像が変わるのは周知の事実。

 

【令和の大和撫子

表面的には楚々とした大和撫子というイメージなのだが、実はちょっと違う。大和撫子には男性に受け身な夫唱婦随のイメージがあるが、六美はそうではない。中身はけっこう積極的なのだ。

六美が夜桜の当主で太陽が入り婿という立場もそうだし、二人のもともとの性格もあり、夫を支える妻ではなく、互いが互いを支え合う夫婦関係である。夫唱婦随どころか時には六美がリードしている。(※何気に六美のほうが太陽より早く生まれているので姉さん女房である。私の大好物だ。)

なにしろ太陽が初期は自分から誘えないタイプの男の子だったから、デートとかはだいたい六美から太陽を誘っている。夜桜は初期はヒロインがヒーローをひっぱっていくところに特徴があった。二人は幼馴染ではあるが、ある意味ボーイミーツガール要素を感じる。そして家族に守られるだけのかよわい女の子に見えるが実はリーダーシップを持っている。そこがいい!

 

【当主としての責任意識】

六美は当主としての責任意識を持って行動しているところに知性を感じる。学生としての勉学の他、事務とか資産運用とかも勉強したんだろうな。六美に知性がなかったら、回りから姫待遇されて当然と考える傲慢な人物だったかもしれない。姫様扱いされるということは姫にしかできない責任を果たすことが求められているということなのだが、これを高校生で理解しているということは知性があることの証明ですよ。

六美は好きで夜桜の当主に生まれたわけじゃない。鳩田みたいな奴に粘着されるのだから。当主になるかならないかなんて選ぶ自由はなかった。それでも自分の立場とそれに付随する責任を自覚して遂行しようとする姿勢は好感持たざるをえない。

権利の裏には責任がある。言動には責任が伴う。これを理解している思慮深さがあるからきょうだいからも命がけで守ってもらえるし、太陽のような好青年に深い愛を向けてもらえるのではないだろうか。

太陽に愛される六美に嫉妬している女性の皆さん、おめでとう。嫉妬は気付きのチャンスです!理想のイケメンのただ一人の女になりたいのならば今からでも遅くない、己を磨こうぜ!六美を目指そうぜ!

  

【太陽を思う純愛に救われる】

カップルってAがBに向ける愛とBがAに向ける愛の性質が違うということはよくある。夜桜夫妻の場合はどっちも全く同じというわけではないが、ジャンルでいえばどちらも「純愛」だと信じている。

この二人は生臭さも打算もない。平気で相手のために自分を危険にさらす。この二人が互いを思う感情が何よりも美しい。ネットを開くとエロの話ばっかり。そこに愛はあるのか?欲の関係じゃないか。二次元もキャラをエロく描けばいいね稼げて正義みたいな風潮がある。打算と欲望の世界で心底ウンザリする。だからこそ二人の純愛は私にとって「砂漠に落ちる一滴の雫」なのだ。例えフィクションであっても。

無垢なるものを何でもかんでも萌え化していいね稼ぐのがイマドキらしいが、一人くらいその流れに逆らって純粋なるものを追いたい人間がいてもいいじゃない。

夜桜界隈に狂人認定されて居場所を失っても、顔も見えない赤の他人に私の心の中まで侵略する権利などない。忖度する義務もなし。

 

人生は大河だ。濁流に流されないために人は板切れにしがみつく。虚構にしがみつくのは愚かな固執なのだろうか?

 

私は六美の純愛を見届けたい。

 

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