三週間ざんぷ読めない精神状態だったのですが、
これ以上遅れたらまずいだろうと思ってまとめ読みしました。
アオハコ、アンデラ、ウィッチウォッチ、しゅごまる、地球の子、夜桜(五十音順)
↑あやトラも含めるとア行多くね…?アッー!!
【アオハコ】
巻頭カラー迎えてたやんけ😢くっそ…紙買っておけばよかったorz
青箱は恋愛ジャンルでも生臭い匂いがあまりないから安心して読める。
たいきがリアルDKだったら一晩同じ部屋で悶☆悶とマズイ妄想してたのだろうが、そこを描写してしまうと作品に透明感がなくなる。何でもリアルに描けばいいってもんじゃないっていうのは田山花袋が証明済。
いいじゃないか二次元ぐらい、恋愛を美化してプラトニックな夢を見たって。おとぎ話の世界の中でぐらい透き通った瑠璃色の群青を拝んでみたいと思う。
千夏先輩とはちょっと別居()するそうですが、遠恋ってわけでもない距離がまたいい。
【アンデラ】※これは単記事にするかも
①アンディの理想の姿が「老いた自分」であるということ。
これを見た瞬間泣きました。本当に泣きました。嗚呼やっぱりアンデラは哲学。
実はアンデラでは老いも重要なテーマであると思う(ジーナやファン、友才というキャラに投影されている)
アンデラと老いについていつかちゃんと単記事で追究してみたい。
(ちな哲学で老いについて論じた作品として有名なのはキケロ―の『老年について』)
②リップさんの仲間に入ってか~ら~の~高速裏切りよきよき♡
心をいったん地べたに捨てて今自分がやるべきことを完遂しようとする合理主義的姿勢はエリート特有のそれ。
さすが元若手執刀医。
③リプに続いてニコさんの連続裏切り。
ふっふふ…裏切って裏切られる世の中…ほんとうにアンデラは青年漫画だなぁ!
(アンデラは青年漫画だってはっきりわかんだね!だからファンにおっさんが多い印象)
子どもはこういうの嫌がるんだろうけれど、アンデラはそういう人間の昏さと向き合う作品だと思ってる。
【ウィッチウォッチ】
一見逆ハーレムに見えて実はまったくそうではないのがこの作品の魅力。
一人の女の子と複数の男の子が共同生活してるのに生臭くなくてよい。
(私はかつて男女比8:2の大学に通ってて大多数が男性の中で女がぽつんといる環境でかなり嫌な思いしてきたからこそ、臭みが取れたきれいなものを見たい。)
ネムちゃんとケイゴの関係すき。
狼>人間と見られがちだが、ちゃんと人間のケイゴにもスポット当たったのがいいなぁと感じました。
【しゅごまる】
ワイの見ていない間にかわいい子たちが入ったーーーー!!
かわいい!描きたい♡!追記:有言実行しました↓
【地球の子】
アルベールの主人公論は良い意味で刺さった。
絵を描いたので感想は単記事に移動しました↓
【夜桜】※これは単記事にするかも
けっこう前から夜桜は話の展開スピードがだいぶ遅くなりましたね。
大ゴマで見せる作風に途中から変わり始めたから一話一話の内容が薄くなった印象を感じます。
「漫画」ではなく「えほん」という印象。
昔からライトな作風でしたが、ここのところ頭を使わない人向けの傾向が助長されている。
もともとライトな話の内容だったのがさらにテンポの遅さで薄まったので正直ご飯ではなくお粥を食べている気分。
ちゃんと拾えば頭使うべきテーマも隠れていると小生は信じておりますが。
もう一つ。
歴代当主たちが噛ませ犬というかボロ雑巾扱いされている描写はあまり好きではない。
二と五はちょっと背景を感じさせる描写があったが、それ以外がただの数集めのようで哀れだ。
本来彼女たちにも彼女たちが背負ってきた世代があって自我やつぼみ様に対する意見を持っているはずなのだが、まるで意思を失ったゾンビ、つぼみ様の手足にされているような描写がマイナスイメージだ。
肉体を操作されているゾンビ状態だから意思がなくつぼみ様に隷従している状態の哀れさを描写するために敢えてやっているのか、
それともただのご都合主義なのかは分からない。前者を信じたい。
過去当主たちの心理描写が来るのをまとうホトトギス。