最近巷ではネップリなるものが流行っているらしい。
①コンビニのマルチプリンターに絵描きが自分の描いた絵を登録。
②登録番号を人に教える。
③その絵を欲しい人がコンビニに行って、絵描きから教えてもらった番号を入力したら印刷される。
④印刷した人は謎の『ネップリ報告』をする。(例『●●さんの絵をネップリしました~』※この後に絵に対する美辞麗句が続く)
これの理にかなったところは、絵描きに一切収入が入らずに絵の配布ができること。プリント代は印刷する人持ちだから営利目的で絵を売っているということにはならない。それにプリント代なんてたかが知れているから薄い本のような負担にはならない。
④のネップリ報告を受けたときに絵描きがニタニタしながらお礼している光景を見ることがちょくちょくあったが奇妙な気分だった。普段絵をネットで公開しているのに、なんでそんなめんどっちいことをやるねん!絵が自分の分からないところで所有されたり拡散されたり、最悪もしネップリした作品が勝手にメルカリとかに出品されていたらどうするんだよ!絵描き側からしたら損しか無くね?とネップリに対してマイナスイメージが強かった。
あと昔、勉強の問題をコピーしにいったとき先客がいて、その人がコピー機に鬼滅?のネップリと思われる絵をそのまま残して帰って行った事件があったので『ネップリコエーーーーー!!』と感じた。(第三者に見られたらマズイのでワイが隠しといた)
でもね、最近なんで自分は絵を描いているんだろうってよく思うことがあるのですが、その思索の過程で自分は需要側から生産側に回ってしまったからROM側の気持ち忘れかけていたことに気付いた。もしワイが十年前完全ROM側だったときに好きな絵描いてる人がネップリするといえば喜びダッシュでコンビニ駆け込んでネップリ報告してたなwと。
あとさ、噛み絵師がいなくなった後無断転載が出回ったあの事件、私の同意なく勝手に保存&スクショされた事件を通して思ったことは、デジタルで保存されるぐらいならアナログで保存されたほうが被害少ないのでは?と思った。
日頃の感謝としてフォロ限でちっとはネップリしてもいいのではと思い始めている。
私の描いた絵をどっかに転売されて小遣い稼ぎされるのが絶対嫌!
私も許せないし、何より公式に迷惑がかかる!
権利を享受していいのはモラルを守れる方のみ。