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◇滅亡前夜の退廃感
全体的にリプラト回だったなぁ。今のループ終了に向けて登場人物たちが次々と脱落していく。世界が滅ぶ前の退廃感が滅びの美、デカダンスをどことなく感じさせる。
リプラトが本誌で亡くなってしまったタイミングでの私の気持ちについてはこちらで綴った。
それにしてもリップとライラとラトラの微妙な三角関係はゼルダの伝説シリーズ『ムジュラの仮面』に登場するアンジュとカーフェイとクリミアの関係を彷彿とさせる。
(私は戸塚先生が『ムジュラの仮面』からも影響受けてる説を唱えている人です)
◇チルチルとミチルの行き着く先
リプラトってある意味ライラという「青い鳥」を追い求めるチルチルとミチルなんだよね。ここでサムネイルの絵なのだが、来世(次のループ)ではアン風がライラの手術失敗を回避させてライラは生き延びるかもしれない。そしてリップとライラは末永く幸せに暮らしましたとさ、めでたしめでたし。…本当にそうかなぁ?誰か取りこぼしているのでは?
そして神のイタズラの手術失敗は回避できるのかもしれないが寿命はどうなの?『天寿』って言葉がある。天が与えた寿命という意味だから寿命も神の所有物と見ることもできるだろうが、死というルールを抹消しない限り天寿は変えられないんじゃない?
変えられる運命と変えられない運命があるかもしれない。リップよ、『幸せの青い鳥』はすぐ近くにいるんだよ…。天使となったライラはきっと祝福してくれるさ。そういう祈りを込めてサムネ絵を描きました。…アンデラ世界に天使がいるとはわからないが。
◇『死神』
そしてアンディは『死神になる』という発言を繰り返すようになった。やはりアンデラの最後は今の神を否定者たちが斃して、今度は否定者たちが新たなUMA GODになるんじゃないかな。二神教から多神教の世界に変わる→多元主義がテーマなのかもね。
ちなみにタロットかじってる私がアンデラ占うたびに必ず死神の逆位置出るんだけどどういうことwここまでくるとドン引きですわwwww
ちなみにタロットにおける死神の意味はwikiによりますと以下の通り。
アンデラにうってつけだと思いませんか?
- 正位置の意味
- 停止、終末、破滅、離散、終局、清算、決着、死の予兆、終焉、消滅、全滅、満身創痍、ゲームオーバー、バッドエンディング、死屍累々、風前の灯。
- 逆位置の意味
- 再スタート、新展開、上昇、挫折から立ち直る、再生、起死回生、覚醒、転生、輪廻転生、コンティニュー。
アーサー・エドワード・ウェイトのタロット図解における解説では「停止・損失・死と再生」を意味するとされる
引用元↓
また死神のタロットにおける番号は13。今回の巻数も13。戸塚先生、これは偶然でしょうか必然でしょうか?
◇否定者が今の神を斃して新たな神となるシステムを繰り返している?
こっからは憶測だが、今の神も昔は否定者で、前の神を斃して今の神の地位についた。しかし神であることに倦んでしまって引退するために誰か自分を抹殺できる有望な存在を探しているんじゃないかな。否定者は神候補でもある。
そうやって世界はまた神を入れ替えてパラダイムシフトを起こしながらループしていくのかな?
アンディや風子がGOD DEAD、GOD LUCKになったらいつかSUNやMOONみたいになってしまうのだろうか。神とアンディは誰かに自分を殺して欲しがってるという共通項があるからアンディは今の時点で神の要素を持ってしまっている。アンディや風子もいつか何もかもウンザリしてしまって自分たちの支配下にある存在が自分の都合でふりまわされてもよいと思うようになってしまうのか?人の心をいつか忘れ去ってしまうのだろうか。
アンディや風子が神を斃して新たな神になっても根本的に解決しているとは言いがたいな。神になる以外の別の方法を考えないといけないのかもしれない。
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これからも私にお客様対応を期待する人を振り落とすこともあるでしょう。以下のような経緯がありましたので。
「お前のことフォローしたくないから危険冒して公開モードにして絵だけ吸わせろ」 - 真十鏡磨けど
私は無料イラスト製造マシーンじゃない【絵描きの愚痴】 - 真十鏡磨けど
これからも嫌われる勇気を持って忖度なしの暗黒絵日記でいきますので清濁併せ呑めるツウな紳士淑女の方のみお付き合いくださいませ♡